生と死の同居ーうちのおじいさんが亡くなる時はどのようになっていくのですか?

よく患者さんから「うちのおじいさんがなくなるときはどうなるのですか?」と聞かれます。ご家族は最後の時が一体どのように来るのか不安で知りたいのです。そのおじいさんは89歳、いつもニコニコしているが、夜はトイレの場所もわからなくなる進行した認知症。でも幸せなボケである。骨折の既往があるが、それ以外大した病気もない。

―寝たきりになって自分で食事をとれなくなった時が、認知症の終末期です。でも人によっては食べられなくなったり、また、少し食べられるようになったりして、命が続く時があります。