これはある人から聞いた話です。
今日は、以前近くに,住んでいた(15~6年)前の、ご夫妻のお話しです。よくある話と思いますが。初老のご夫妻で、我が家の近くに、住んで居られ、お庭はお花で、一杯でした。私も庭じゅう、ガーデニングをしていましたから、いつもご夫妻と、立ち話をするのが日課でした。或る日、お庭がすっかり壊され、ガレージが、作られました海外に赴任していた、息子さん一家が、帰国同居しました。老夫妻は、花いじりが、出来なくなり、花友も、寄り道も、出来なくなりました。
その後は、時折、犬の散歩で、とんでもないところで、御見掛けし、ご一緒にご主人様を、お連れするようになりました。その後、奥様が、我が家に来られ、事情を話され、旦那様が、徘徊をして、駅にいたり、一晩中帰らなくなったなど、何処かで見かけたら、一緒に、連れて帰って欲しい…と懇願されました。それは、まさしく、認知症。お幸せだった老夫婦一家の悲劇でした。